遺産相続 話し合いが鍵 (北陸中日新聞 平成30年6月12日)
遺産相続 話し合いが鍵
金沢 生前の対策要点を解説
人生の最期に備え、身支度を進める「終活」をテーマとしたセミナーが十日、金沢市北安江の金沢勤労者プラザであった。相続手続支援センター石川(同市)の新喜章弘所長が講師を務め、生前にできる遺産相続対策の要点を解説した。
長男一人が財産などを全て継ぐべきだとする、戦前の家督相続の教育を受けている世代と、そうでない世代との間に相続争いが生じやすいと指摘。「生きているうちに財産を分割したり、遺言書を作ったりすべきだ。コミュニケーションの内容を紙に残すなどして家族でやりとりを」とトラブルの回避策を伝えた。
ほかに、葬儀の時に来てほしい人物リストの作成や、遺影の準備などもするようアドバイスした。
セミナーは、金沢勤労者福祉サービスセンターが企画。金沢市などから五十~六十代の四十七人が参加した。